仏さまや位牌を祀らなくても大丈夫?
投稿日: 投稿者:祈り百貨店
「お仏壇を置くスペースがない」「もっと簡素な形で故人を偲びたい」などの理由から、現代の暮らしに合ったシンプルでコンパクトな供養のスタイルである『手元供養』が注目を集めています。
手元供養を考えている人の中から寄せられる相談として「仏さまや位牌を祀らなくても大丈夫?」というものがあります。
自分たちが望む形で供養したいと想う反面、伝統的な方法を採らないことを不安に感じてしまうのでしょう。
このコラムでは、手元供養をする上で、仏さまや位牌を祀らなくてもよいのか、その意味や考え方について、やさしく丁寧に解説していきます。
手元供養とは
手元供養とは、従来の仏壇を使用しない新しい供養の方法です。手元供養では、仏壇のように仏さまを中心とした世界の中で故人を供養するのではなく、遺骨や遺灰を身近な場所に置いて、故人を直接偲びます。
手元供養を行うためのものとして、伝統的な宗教色を排し、現代の住環境やライフスタイルにマッチした、コンパクトでモダンなアイテムが多く販売されています。
例えば、ミニ仏壇やミニ骨壺、遺骨ペンダントなどがあり、これらは伝統的な形式にこだわらず、自分らしい祈りの形を大切にできる点が特徴です。シンプルで場所を取らず、気軽に故人を感じることができるのも手元供養の魅力なのです。
仏壇との一番の違いは、仏さまの有無
手元供養と仏壇の大きな違いは、仏さまを祀るかどうかにあります。
仏壇では通常、仏像や位牌を祀り、僧侶が読経を行い、仏さまの御霊を迎えます。
それに対して手元供養では、そのような儀式や仏さまの存在を必須とせず、自分の手元で故人を偲ぶことに重点が置かれます。
どんなに小さな箱型のものであれ、棚の上に設えられたひと隅であれ、そこに仏さまが祀られたら、その空間は広い意味で「仏壇」となります。
一方、どんなに立派なお仏壇を購入したとしても、その中に仏さまが祀られていないのであれば、そのスタイル手元供養に含まれると言っても過言ではないでしょう。 手元供養だと、自由なスタイルで故人とのつながりを保つことができますが、形式にとらわれない分、自分の意志で祈りを捧げることが重要になります。
仏さまや位牌を祀らなくても大丈夫?
「仏さまや位牌を祀らなくても大丈夫かしら?」 「バチ当たりじゃないかしら?」
このような想いを抱く方もいるかもしれません。
しかし、大切なのは祈る人の想いです。もし、自分にとって仏さまや位牌が必要ないと感じるのであれば、 無理に祀る必要はありません。一方で「僧侶に供養してもらいたい」「伝統に従いたい」と感じることも自然なことです。
死別の悲しみや、故人の安寧を願う気持ちは、誰しもが持つものです。僧侶や伝統の力を借りたいと感じるなら、その選択も尊重されるべきです。
「祈りは自宅、仏事はお寺」という方法
中には「家ではシンプルに祈りたいけれど、定期的な供養はお寺にお願いしたい」と考える方も多いです。
そんな方には、「祈りは自宅、仏事はお寺」という方法をおすすめしています。普段は自宅の小さな祈りスペースで手を合わせ、 年忌法要や大切な節目の法事には、お寺の本堂で供養をしてもらうのです。こうすることで、日常生活では気軽に故人を偲び、節目の時にはしっかりと供養の場を設けることができます。
おわりに
中には「家ではシンプルに祈りたいけれど、定期的な供養はお寺にお願いしたい」と考える方も多いです。
そんな方には、「祈りは自宅、仏事はお寺」という方法をおすすめしています。普段は自宅の小さな祈りスペースで手を合わせ、 年忌法要や大切な節目の法事には、お寺の本堂で供養をしてもらうのです。こうすることで、日常生活では気軽に故人を偲び、節目の時にはしっかりと供養の場を設けることができます。
祈り百貨店では、ご自宅の限られたスペースでもしっかりと供養していただける商品をご用意しております。コンパクトな手元供養セットや、それに合うモダンなお位牌も取り扱っております。素材にもこだわり、形は変わってもきちんと供養したいお客様にもご満足いただけるラインナップをご用意しています。
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