ペット供養 火葬・埋葬・ペットロスケア
投稿日: 投稿者:祈り百貨店
大切な家族の一員であるペットとの別れは、想像を絶するほどの悲しみをもたらします。この突然の別れに、あなたは何をすればいいのか、どうすればいいのか、途方に暮れているかもしれません。
この記事では、愛するペットを亡くされた飼い主さんが、最期の時間をどのように過ごし、そして別れを受け入れていくのか、ペットが亡くなったあとにすべきことについて分かりやすく解説します。
ペットの安置
ペットが亡くなったら、籠や段ボールなどにタオルなどを敷いた上に寝かせ、ドライアイスや保冷剤タオルにくるみ、おなかや背中のあたりに添えます。ドライアイスをあてることで、腐敗が進行しやすい内臓部分を冷却し、遺体の保全につながります。さらに上からタオルをかけてあげることで、冷却効果がより増します。
火葬の手配
ご安置が済んだら、次にすべきは火葬の手配です。
ドライアイスの手当をきちんとしていたら、2~3日程度はお身体の状態に問題はないと思われますので、ご自身のペースで、焦らずに火葬場を検討しましょう。
ペットの火葬場は、主に次の3つに分けられます。
- 公営火葬場
自治体などが管理運営する火葬場です。もっとも安価に火葬をしてもらえます。 公営火葬場の場合、心を込めたお弔いというよりは、「焼却処分」の側面が強く、自治体によっては火葬そのものを受け付けていないところや、火葬後の焼骨がご家族のもとに返されないなど、方針が異なるので注意が必要です。 - ペット火葬場(固定火葬炉)
最近では、ペットの専用の火葬場があちこちで見られるようになりました。これらの多くは民間企業によって運営されています。公営火葬場と異なり、火葬前のお別れや火葬後の骨上げなども丁寧に行い、遺骨もきちんとご家族に返されます。 サービス内容が充実しているため、費用は若干高めの傾向にあります。 - 移動火葬車
火葬炉を搭載した車輌で火葬します。住み慣れた自宅で最後のお別れをしたい方、思い出の公園で火葬をしたい方、高齢で満足に外出できない人などに選ばれています。
ペットのお墓・埋葬
ペットの遺骨の埋葬方法は、主に、お墓、納骨堂、永代供養墓、散骨、手元供養に分けられます。
- お墓
ペット霊園の中の1区画を購入し、わが家だけのお墓を持つことができます。複数のペットを1か所で供養したい方におすすめです。 - 納骨堂
建物の中に並べられた「納骨壇」にペットの遺骨を安置します。区画の中には写真やお供え物などを納めることもできます。屋内のお墓なので、天候などを気にせずにお参りができるのが特徴です。 - 永代供養墓
他のペットの遺骨と同じ場所に埋葬し、霊園が永代にわたって供養をしてくれます。年に数回、合同法要を営むのが基本なので、安心してペットの遺骨を預けることができます。 - 散骨
散骨とは、山や川などの自然に遺骨を返すことです。ペットの場合、火葬や埋葬に関する法律がないため、散骨の実施は違法にあたりません。ただし、ペットといえども、焼骨はしっかりと形状が残っています。散骨された遺骨を見て不審に感じる人もいると思われるので、粉骨(遺骨をパウダー状にする)をしてから散骨を実施しましょう。 - 手元供養
火葬後の遺骨の行き先として多いのが手元供養です。すぐに埋葬せずに、しばらくはそばにいてほしいと考える飼い主さんが実に多いようです。写真や遺骨や思い出の品を並べて、お部屋の一角にメモリアルコーナーを設けることで、毎日手を合わせることができます。
ペットロスをやわらげるために
ペットを失うということは、大切な家族を失うことです。その悲しみはすぐに癒えるものではなく、長い時間を必要とします。
だからこそ、身近な場所にペットを偲び、手を合わせる場所があることに大きな意味があります。そうした意味では、お部屋の中に手元供養の場所を設けることが、ペットロスのケアにつながります。
また、ペットロスカウンセラーや、ペット供養を実施しているお寺の住職などに相談し、話を聴いてもらってみるのもよいでしょう。
おわりに
愛するペットとの別れは、言葉にできないほどの悲しみです。この辛い経験を乗り越えるために、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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