手元供養のメリットとは?
投稿日: 投稿者:祈り百貨店
手元供養とは、日常生活の中で手軽に行える供養の方法を指します。特に都市部や狭い住宅空間で生活する人々にとって、伝統的な仏壇を設置するスペースが限られているため、それに代わる形で開発された新しい供養方法です。
具体的には、小さな骨壷・お位牌、お祈りをするのに使用する小さなお道具などを使用して、自宅やオフィスなどの身近な場所で手軽にお供えやお祈りを行います。これにより、日常生活の中で気軽に心の整理や安らぎを得ることができるとされています。
1.手元供養のメリット
次のような点が挙げられます。
- 故人様を身近に感じられる:
リビングや寝室など身近な場所に設置するので、いつでも故人様を感じることが出来ます。 - スペースを取らない:
小さなアイテムで行えるため、限られた住空間でも問題なく設置できる。 - デザインが多様:
インテリアに合わせたデザインの商品が多く、自分の好みや生活スタイルに合わせて選ぶことができる。 - 自由度が高い:
伝統的な形式にとらわれず、個々の信条やニーズに応じて選ぶことができる。 - 日常の中で行える:
家族や友人と共に、日常の中で気軽にお参りや供養を行うことができ、心に平安と安らぎをもたらすことができる。
このように、手元供養は現代のライフスタイルに合わせた柔軟な供養の方法として注目される一方、手元供養で本当に良いのか?と悩む方もおられるのは事実です。そのような方は、情報収集と理解を深め自分に合った長く愛用できるものを選びましょう。
それでは、手元供養のステージにはどのような種類があるのでしょうか?
手元供養は、個々の好みやライフスタイルに合わせた自由なスタイルを持つことが特徴です。一般的には、ミニ骨壷やお位牌を中心に、お花、お線香、蝋燭などを準備し、自分の気に入ったステージ上でそれらの道具をお祀りすることが行われます。ここでは、ステージの種類について説明します。
2.手元供養の種類①:まずは素材から
- 木製のステージ:
自然素材の温かみが感じられる木製のステージは人気があります。さまざまな木材や仕上げがあり、インテリアにも馴染みやすい特徴があります。 - 石製のステージ:
大理石などの石材を使用したステージもあります。堅牢で美しい風合いが特徴であり、高級感があることが多いですが非常に重量があり、うっかり落とさないよう持ち運びには注意が必要です。 - 金属製のステージ:
ステンレスや真鍮などの金属製のステージもあります。モダンでシンプルなデザインが多く、洗練された雰囲気を醸し出します。
3.手元供養の種類②:次にカタチのご紹介です
- 壁掛タイプ:
壁に掛ける形式で、お部屋をスッキリさせることができます。
ミニマムな暮らしを好む方に人気があります。 - オープンステージ:
屋根のないデザインで、囲われていないため開放的な印象です。
祈りの場を自由に飾れるのが特徴で、明るく自然な感じが好まれます。 - 囲いタイプ:
オープンステージとお仏壇の中間的なデザインです。
軽すぎず、かといって堅苦しくもないバランスの取れたスタイルです。 - 台付タイプ:
最も大きなタイプで、上下に分かれています。
上部ではお祀りするスペースがあり、下部ではお骨を納めることができます。
形見を納めたり椅子がついているタイプなど、多様なデザインがあります。
4.手元供養の悩み
手元供養を行う際、多くの方が直面する問題の一つが、供養後に残るお骨の扱いです。供養の際に一部のお骨を祀り、その他のお骨についてどうするか、という点で悩まれる方が少なくありません。
供養後に残ったお骨に対する適切な供養方法について、以下にご紹介いたします。
お骨をお寺に預ける
お骨をお寺に預けることを選択肢の一つとしてご活用される方もいらっしゃいます。 例えば、祈り百貨店の提携先である「あたたかい預骨堂®︎」では、3年間お寺でお骨をお預かりするプランがございます。3年後にお客様から引取り等の申請がなければ、合祀墓に納めさせていただきます。合祀にする際は、麻袋にお骨を入れて納めさせていただきますので、他のお骨と混ざる事はございません。(最初から合祀もご相談可能です。) 手元供養で分骨したお骨もお預かり致します。大切な方をどのように供養していくか、気持ちを整理する時間として、預骨堂をご利用される方もいらっしゃいます。
海洋散骨をする
故人様を火葬した後、お骨を海洋上に散布することを言い、自分の死後は自然に還りたい、大好きだった海に眠りたいといった故人の意志や、お墓を持たない選択肢が増えている中で注目されている供養方法の一つです。海洋散骨の方法として、「船舶でおこなう方法」と「ヘリコプターやセスナ機で沖合いまで飛び、空から撒く方法」があります。散骨の量に決まりはございません。 全てのお骨を散骨される方もおられますが、分骨をしてお墓に納骨し、残りのお骨のみ粉末化して散骨されるケース、全てのお骨を粉末化して一部をご自宅・お手元供養し、残りを散骨されるケースなど様々です。 海洋散骨をされる際、必ずお骨を粉骨しなければなりません。海洋散骨に関して細かい法律などの規定はありませんが、誰でも場所を問わず散骨できるわけではありません。
樹木葬をする
最近人気の埋葬方法です。「墓地、埋葬等に関する法律」による許可を得た墓地(霊園)にご遺骨を埋葬し、ご遺骨の周辺にある樹木を墓標として故人を弔う方法です。ご遺骨を埋葬するたびに新しい苗木を1本植えるケースや、墓地の中央にシンボルとなる樹木を植え、その周辺の区画にご遺骨を埋葬するケースなどさまざまな方法があります。そのままご遺骨を埋葬し、自然に還る方法や、収納容器ごと埋葬する方法があります。「あたたかい預骨堂®」でも、提携先のお寺で樹木葬を行なっております。
祈り百貨店では、このような残ったお骨に関するお悩みを相談できる提携先をご紹介しております。 (提携先:あたたかい預骨堂®︎ ) 詳しくは提携サービス「残ったご遺骨について 預骨堂®︎・樹木葬・海洋散骨・粉骨」のページをご覧ください。
5.まとめ
手元供養は、その人の思いを心から大切にするための祈りの場です。初めての方にとって、どのように始めれば良いか不安に感じることもあるかもしれませんが、心を込めて選ばれたものは、永遠の愛と尊敬を表現する重要な手段です。
供養のスタイルや形式は多岐にわたりますが、自分の心に寄り添う形を見つけることが大切です。お気持ちが一番伝わるかたちをお選びください。私たちは皆様が安心してご準備いただけるよう、お手伝いをさせていただきます。
祈り百貨店では長年の経験から、使いやすいサイズや素材を厳選し、特に初めての方にも取り扱いやすいセットをご用意しています。
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