仏壇処分後の心のケアと供養の新しい形
投稿日: 投稿者:祈り百貨店
「あととりがいない」「住居が狭い」などの理由から、仏壇を処分する人が少なくありませんが、中には亡き家族やご先祖さまが祀られていた仏壇を処分することに不安を感じる人もいます。
仏壇を処分したあと、私たちはどのように心をケアすればいいのでしょうか。供養の新しい形とともに、考えてみたいと思います。
仏壇を処分しても供養は続く
もっとも大切なことは、仮に家の中の仏壇を処分しても、供養そのものは続いていくということです。
供養とは、お仏壇やお墓、法事や仏事などの、いわば形式的なことばかりでなく、「私たち一人ひとりが心の中で故人さまを想うこと」に他なりません。
仮に家から仏壇がなくなったとしても、自分が元気である限り、両親や先祖のことを思い続けるはずです。それ自体が供養なのです。
「仏壇を処分して、お寺に永代供養を任せたから、あとは何もしなくても大丈夫」ではなく、自分たちの心の中で供養は続いていくのだということを、まずは大前提として押さえて頂きたいものです。
では、亡き家族や先祖のことを、しっかりとした実感を伴って想い続けるにはどうすればいいのでしょうか。仏壇処分後の心をケアしてくれる供養の新しい形を、3つご紹介いたします。
コンパクトなお仏壇
もしも「新しい家には、実家の仏壇を置く場所がない」などのように、場所やスペースを理由に仏壇処分を検討している方は、仏壇そのものをコンパクトなものに買い替えるという方法があります。
最近では、机や棚の上に置けるミニ仏壇や、壁面に取り付けることのできる壁掛け仏壇なども登場しています。
「仏壇=仏間に置くべきもの」と思い込んでしまっている方は、一旦その先入観を取り払い、自宅にぴったりのお仏壇を探してみてもいいかもしれません。
お寺へのお参り
祈りのための場所として、お寺があります。仏壇を処分したあとも、お寺にお参りすることで故人さまやご先祖さまの供養を続けられます。
仏壇を処分した方の中には、位牌や遺骨をお寺に預けて永代供養をしてもらったという方も少なくありません。その場合、なおさらお寺に足を運ぶことが供養になります。お寺の本堂、納骨堂、永代供養墓など、ご先祖さまが祀られているところに出向いて手を合わせることが、あなたの心のケアにつながります。
手元供養という方法
「仏壇よりももっとコンパクトなものがいい」「お寺のお参りなどなく自分だけの手を合わせられる場所がほしい」 「いつも身近に故人さまを感じていたい」
このような想いに応える供養の形が手元供養です。
仏壇とは異なり、手元供養では特に仏さまのお祀りや、僧侶による供養はありません。自分の心が納得する祈りの空間を設ければいいのです。
手元供養は主に2つに分けられ、ひとつは住空間の中に設けられた「祈りのスペース」。もうひとつは肌身離さず故人さまと一緒にいられる「遺骨アクセサリ」です。
祈りのスペースの作り方はさまざまです。リビング、食卓、寝室などに、故人さまを偲ぶことのできるもの(写真や遺骨など)を置き、お花やお供え物を並べる方が多いようです。
フォトフレームや骨壺は、家具やインテリアに調和したものが好まれ、オシャレでコンパクトなものが選ばれています。特に、お骨を納める骨壺は、火葬場から頂くものが無地で味気のないものが多いこともあり、新しいものに買い替えることをおすすめします。手元供養用の骨壺は、陶製、木製、金属製、漆器など、さまざまな素材やデザインから選べます。
また、故人さまのために、定期的に僧侶に供養してもらいたいと考える方も安心できます。自宅では手元供養にし、法事の時はお寺に出向くという方法をとることで、安心してお寺に供養をしてもらえるのです。
おわりに
仏壇を処分したあとも、故人やご先祖を想う心が大切な供養となります。現代のライフスタイルに合わせた供養の形を選ぶことで、心の安らぎを保ちながら、故人とのつながりを感じ続けることができます。
コンパクトな仏壇や手元供養、そしてお寺へのお参りなど、自分に合った方法で供養を続けることで、心をケアできるはずです。どの供養方法を選んでも、想いが大切であることに変わりはありません。
手元供養で、いつもの空間に祈りのスペースを設けてみませんか? 住環境によって諦めていた供養も、コンパクトなスタイルで叶えることができます。当店の素材やデザインにこだわった商品なら、小さいながらも本格的です。ご満足いただける商品に出会えることを願っています。
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