〜 PREMIUM 〜
春夏秋冬を描いたオリジナルデザイン
清水焼の陶葊が織り成す伝統と職人技
「たまいし」は、一級心理カウンセラーの資格を持つリンク弘子氏の深い経験に基づいて考案されました。ご家族と向き合うグリーフケアの現場から生まれたこの商品は、心のケアに新しい安心感をもたらします。両手で包み込める球形のデザインには、大切な方や故人さまへの思いが通じるようにとの願いが込められております。
絵柄のデザインは女性デザイナーによる四季の移ろいを表したオリジナルデザイン。製造は、大正11年創業の京焼・清水焼窯元「陶葊」にて、ひとつひとつ丁寧に手作りされております。
青空の清々しい色合いと、淡い桜の花が織りなすこのデザインは、見ているだけで心がほっこりと和むような、繊細で美しい仕上がりです。春の穏やかなひとときを感じさせるこのミニ骨壷は、親しみやすく日常にほんのりとした温かさを添えてくれます。
夜空に広がる華やかな花火の儚い輝きを描き出し、花火を見た時の感動と夏の夜の特別なひとときを蘇らせます。舞い散る火の粉が立体的に表現され、手触りでもその美しさを感じられます。
深い秋の空に浮かぶ三日月が、穏やかで落ち着いた輝きを放ち、鮮やかな紅葉の美しさと温かみを優しく引き立てています。
寒い季節の美しさと静けさを表現し、柔らかな雪が降る風景に、鮮やかな椿の花と赤い南天の実が冬の彩りを添えています。雪には立体感があり、手触りでもその美しさを感じられます。
お届けの際には、桐箱を風呂敷に包んでお送りさせていただきます。丁寧な梱包には、開発者の「たまいし」への想いと優しさが伝わります。
お骨を納めた後は、蓋をして付属の接着剤を使って固定してください。これにより、蓋が外れるのを防ぐことができます。
火の粉の部分は立体的な盛り仕上げに、手触りも感じられます。
両手で包み込むようにお持ち下さい。
大好きな母が亡くなるずっとずっと前 (母がまだまだ元気だった頃) 母は、「冷たい遠くのお墓には入りたく無い。」「ずっと家に置いて欲しいと言いました。」
その時、私がぼんやりとイメージしたのが、まん丸い形で綺麗な絵が描かれていたら良いなぁ。と。蓋物では無くまん丸のカタチ。そんなの出来るのかしら? と。その時は、そういうものが作れないかと心に温めていました。当時は、まだ手元供養と言うものは存在しませんでした。
数年後父が亡くなり、自身で「たまいし」の原型となる、まん丸い形を試作してみましたところ、とても心が癒され、これは現代のライフスタイルに合った新しい供養の形ではないかと思いました。常に家に置いて、手に優しく包み込み語りかけることもできるもの。しかし、当時はお骨を家に置いて良い物か? バチあたりでは無いだろうか?色々と考えました。
元々、私が外国との関わりが多かったのと、ドイツ人と結婚し、世界の故人への弔い・葬送・供養の仕方等、グローバルな考えも「たまいし」を作るための後押しになったのではないかと思います。そこでお寺のご住職様に相談し、自分でも供養について色々と調べました。調べているうちに、30年前には存在しなかった手元供養の考えが一般化されているのを知り、これを形にすべく、自分で作った父の「たまいしのを持って京都の窯元を日々訪ね歩きました。
そこで遂に私のイメージ通りのまん丸い形と、美しい絵付けを叶えてくれる窯元さんとやっと巡り会えました。それが「陶葊」さんでした。おかげで、母のお骨は海洋散骨後「たまいし」に納め、家のリビングに置いて日々祈り話しかけながら、母の存在を感じています。
「たまいし」の制作には、熟練の職人が2〜3ヶ月かけて製作されるとのこと、特徴である色やカタチについて、教えていただきました。
● 「たまいし」の美しい色について教えて下さい。
「たまいし」の色決めには、いつも苦労していますよね(笑)。
はい。うちで使っている顔料は天然の鉱石や金属を微粉末にして使っているのですが、鉱山の場所や年ごとの採取条件によって、色合いが変わるんですよ。ですから、熟練の職人でさえ今までのやり方で予想した色が出ないことが多々あります。そのたびに試行錯誤を繰り返し、納得のいくものを作り上げるようにしています。
そして、この過程こそが陶器作りの難しさであり、同時に面白さでもあります。だからこそ、一つ一つの作品に込められた想いが深まり、より魅力的なものになるのではないかと思います。
● 次に、「たまいし」の特徴とも言える、まんまるい形状についても教えて下さい。
はい。私たち職人は、リンクさんのこだわりを大切にし、心地よい重みを追求しました。手に持った時に感じられるその重さには、特別な思いがあります。ただの丸い形を型で作ることは簡単ですが、この安心感のある重みを出すためには、一つひとつ手作りで調整することが必要です。
また、蓋がピッタリと閉じるように、細かな工夫を施しています。同じ商品を作っていると、手も自然と慣れてきて、より高精度なものが仕上がっていくのを感じます。これからも、心を込めて一つひとつ大切に作っていきます!
ありがとうございます🙏。
「たまいし」の品質が高い理由は、熟練の職人さんが綺麗な色を出すために試行錯誤を繰り返し、2〜3ヶ月をかけて丁寧に作り上げているからなんですね。
丸い形に沿って絵が美しく見えるようにするためには、丁寧な下書きが欠かせません。下書きの段階で、構図やバランスをしっかりと考え、細部まで注意を払いながら描き進めることが大切です。慎重に輪郭や主要な要素を配置し、全体の調和を取ることで、最終的に完成度の高い絵を仕上げることができます。下書きがしっかりしていると、その後の着色もスムーズに進み、より美しい作品が生まれます。
陶葊の手がける清水焼は、鮮やかな発色とほかにはない強度が特徴です。清水焼は本焼きをした上に絵をつける「上絵付け」で知られていますが、陶葊では釉薬を塗る前に彩色する「下絵付け」を採用。さらに1,200度という高温で焼くことで、強度のある清水焼を作ることに成功しました。高温で焼くと鮮やかな色味を出すのが難しいのですが、下絵に使う絵の具から開発することで、雅びな色味はそのままに傷つきにくさも実現しました。
日本製の安心をお届けします。品質の高さと細部への配慮が感じられる逸品です。熟練の職人による丁寧な仕上げが施されており、安心して長くご愛用いただける商品となっています。
リンク弘子
合同会社 サクラアン代表
- PROFILE
- りんく・ひろこ●手元供養・分骨容器専門店「京都桜庵」代表/「たまいし・魂石」企画 販売/一級心理カウンセラー取得/京都市在住
サイズガイド
- サイズ(mm)
- H65×φ80mm
- 容量(単位:cc)
- 120cc
- 生産地
- 京都府
- 材質
- 陶器
- デザイン展開
- 春・夏・秋・冬
- セット内容
- 本体・蓋・接着剤
※サイズは目安です。手作りのため、サイズや形状等に個体差がありますので、あらかじめご了承ください。